「AMステレオ」
 従来モノラルだった中波ラジオをステレオで放送する技術が開発され、国内では923月、関東地区と関西地区で始まった。
 アメリカでは開発段階で数種類の放送方式が競合していたが、日本ではモトローラ方式が採用されている。AMステレオはFMステレオ放送と方式が全く異なるため、従来のFMステレオラジオではステレオ効果が求められず、AMステレオ専用の受信機が必要となる。なお、これまでのラジオ受信機では従来通りのモノラル放送が受信できる。ちなみに栃木放送ではステレオ放送の計画はありません。(ボクの部屋のコンポはAMステレオ対応なんですけど、一度も役に立ったことが無いのです(:_;)…)

「B(ビー)プロ、C(シー)プロ」
 ナイター等で終了時間が予めわからない放送があるとき、正規の時間で進行するプログラムをAプロと言い、正規でない時間で進行するプログラムをBプロ、Cプロと言う。
 また2種類以上のCMまたは放送素材を放送に使う可能性がある時、予備のプログラムを組むことがある。これもBプロと言う。

「CPM(シーピーエム)」
 コスト・パー・ミルの略。聴取者1000人当たりの投下広告費原価。
 広告費の効率コスト・パフォーマンス、つまり単位原価当たり性能、対原価性能を示す指標のひとつ。
 投下広告費÷(平均聴取率×聴取人口)×1000という計算式で算出する。


「CRT(シーアールティー)」
 栃木放送の略称(呼び出し名称)。旧社名の「ラジオ栃木」を英語表記したCompany Radio Tochigi”の頭文字をとったモノである。だから、栃木放送のことを「CRTラジオ」というと「ラジオ栃木ラジオ」と言ってることになっちゃいます(>_<) ちなみにTBS(東京放送)は“Tokyo Broadcasting System”からです(^・^)


「CT(シィーティー)」
 カートリッジ・テープの略。
 音声素材の一つでカートリッジ式テープとその録音・再生機を総称してCTと呼ぶ。自動頭出し機能があり、1分以内の素材の出し入れに有効であるために古くからスタジオ内で使われていたが、他の素材(CD、DAT、MD)に替わりつつあるのが現状。


「CMチャンス」
 CMを入れられる箇所、または回数。 通常10分から20分の番組は前と後ろの2回。 30分番組になると前中後と3回になる。 CMローテーション 複数種類のCMの使い方。 CMローテーションを記した紙をCMローテーション表と言い、CM素材(テープ)と一緒に局に搬入される。 CM枠/ CMの放送枠。 放送の中に設けられたCMのための放送時間を言い、プログラムCM(タイムCM)、PT(パーティシペイティング)CM、スポットCMなどがある。

「I.D.(アイディー)」
 放送局のコールサインの告知。電波法では『放送局は放送している時間中は毎時一回以上自局の呼び出し符号または呼び出し名称を放送しなければならない』とある。
 栃木放送ならば『栃木放送です』または『CRT』などと放送する。特に放送開始前や放送終了後は周波数、出力など詳しく告知する必要がある。


「PT(ピーティー)」
 “パーティシペーション”の略…本来は「参加、分有関与」の意味。
 番組中に数社のCMを収容するもので、タイム提供とスポットCMの間に位置するもの。
スポットと違い、クレジットがついている。スポットCMに番組効果が付加される。【例としては「ユリと隆一・デュオトーク」】